個別株選びで見るべき5つの投資指標|PER・PBR・ROE・EPS成長率・ROICを初心者向けに解説

個別株

私はこれまで、NASDAQ100やTOPIXなどのインデックスファンドを中心に資産形成を進めてきました。

一方で、資産1億円という目標を達成するためには、インデックス投資だけでなく、将来の成長が期待できる企業への個別株投資にも挑戦していきたいと考えています。

ただ、個別株を選ぶときに悩むのが、

「いったい何を見て判断すればいいのか?」

ということです。

株価が下がっているから安いとは限りませんし、有名な企業だから必ず株価が上昇するとも限りません。

そこで今回は、私が個別株を選ぶ際に注目したい、

①PER
②PBR
③ROE
④EPS成長率
⑤ROIC

この5つの投資指標について、自分自身の勉強も兼ねて整理してみたいと思います。

① PER(株価収益率)

まず覚えておきたいのが**PER(Price Earnings Ratio)**です。

PERは、現在の株価が「1株当たり利益(EPS)」の何倍まで評価されているのかを表す指標です。

簡単に言えば、

「今の利益に対して、株価が何倍まで買われているのか?」

を見るための数字です。

例えば、ある企業の1株当たり利益が100円で、株価が2,000円だったとします。

この場合、

2,000円 ÷ 100円 = PER20倍

となります。

一般的には、PERが低いほど株価が利益に対して割安、高いほど割高と考えられます。

ただし、ここは注意が必要です。

PERが高い企業は、単純に「割高」というわけではありません。

将来的に利益が大きく伸びると期待されている企業には、高いPERがつくことがあります。

逆に、PERが低くても、今後業績が悪化することを市場が織り込んでいる可能性もあります。

そのため、PERだけで売買を判断するのではなく、同業他社や過去のPERと比較することが重要だと考えています。

② PBR(株価純資産倍率)

次に確認したいのが**PBR(Price Book-value Ratio)**です。

PBRは、

「株価が1株当たり純資産の何倍になっているのか」

を示す指標です。

例えば、1株当たり純資産が1,000円で、株価が1,500円ならPBRは1.5倍です。

PBRが1倍というのが一つの基準になります。

PBRが1倍を下回っている場合、企業が保有する純資産に対して、市場での株価評価が低い状態だと考えられます。

日本株では長年、PBRの低さが課題として取り上げられてきました。

ただ、PBRが1倍以下だから「絶対に割安」というわけではありません。

会社が持っている資産を十分に利益へ結びつけられていなければ、PBRが低い状態が続くこともあります。

そのため、PBRを見るときには、次に紹介するROEとセットで考えることが重要だと思っています。

③ ROE(自己資本利益率)

ROEは、Return on Equityの略で、日本語では「自己資本利益率」と呼ばれます。

簡単に言えば、

「企業が株主から預かった自己資本を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているか」

を見る指標です。

例えば、自己資本100億円の会社が年間10億円の利益を出していれば、ROEは10%になります。

ROEが高ければ高いほど、一般的には自己資本を効率よく使って利益を生み出している企業だと考えられます。

個別株を選ぶときには、

PBRが低いけれどROEも低い企業

なのか、

PBRがそれなりに高くてもROEが高く、利益をしっかり生み出している企業

なのかを見ることで、企業の実態をより深く理解できます。

ただし、ROEが高ければ必ず優良企業というわけでもありません。

借入金を増やすことで自己資本が小さくなり、結果的にROEが高く見えるケースもあります。

そこで、ROEだけではなく財務状況やROICも確認したいと思っています。

④ EPS成長率

4つ目は**EPS(1株当たり利益)**です。

個人的には、個別株投資ではかなり重要な指標だと考えています。

EPSは、企業が上げた利益を1株当たりに換算したものです。

例えば、前年のEPSが100円で、今年が120円なら、EPSは20%増えています。

つまり、

「1株当たりの利益がどれくらい成長しているのか」

を見ることができます。

企業の株価が長期的に上昇していくためには、企業そのものの利益が成長していくことが重要です。

そのため私は、現在のEPSだけではなく、

「EPSが毎年伸びているのか?」

にも注目したいと思っています。

売上高だけが増えていても、コストが増えて利益が伸びていなければ、株主にとって魅力的な成長とは言えません。

だからこそ、売上高だけでなく、営業利益やEPSの成長を合わせて確認することが大切だと考えています。

⑤ ROIC(投下資本利益率)

最後が**ROIC(Return on Invested Capital)**です。

日本語では「投下資本利益率」と呼ばれます。

少し難しく感じますが、考え方としては、

「会社が事業に投入した資本を使って、どれだけ効率よく利益を生み出しているか」

を見る指標です。

ROEが「株主資本をどれだけ効率よく使っているか」を見るのに対して、ROICは、より広く事業に投じた資本の効率性を見るイメージです。

私は、これから企業を見るうえでROICにも注目していきたいと思っています。

特に長期投資では、

「お金をたくさん持っている会社」

よりも、

「集めた資本を効率よく使って、継続的に利益を生み出せる会社」

に魅力を感じます。

5つの指標を組み合わせて考える

ここまで5つの指標を紹介しました。

それぞれを見るだけでも企業分析の材料になりますが、私としては5つを組み合わせて考えることが重要だと思っています。

例えば、

「PERは高すぎないか?」

「PBRはどの程度なのか?」

「ROEは高いのか?」

「EPSは継続的に成長しているのか?」

「ROICは高く、資本を効率的に使えているのか?」

という具合です。

もちろん、すべての数字が完璧な企業を見つけるのは簡単ではありません。

PERが高くても将来の成長が非常に大きい企業もありますし、ROEが低くても今後の事業改革によって利益率が改善する企業もあります。

だからこそ、数字だけで判断するのではなく、その数字がなぜそうなっているのかまで考える必要があります。

まとめ

私はこれまで、インデックスファンドを中心に長期投資を続けてきました。

今後はそれに加えて、個別株への投資も増やしていく予定です。

その際に、感覚だけで「この会社は伸びそう」と判断するのではなく、

PER
PBR
ROE
EPS成長率
ROIC

という5つの指標を基本として、企業の利益・資産・成長性・資本効率を確認していきたいと思います。

そして最も大切なのは、**「数字を見ること」ではなく「数字から企業の中身を考えること」**です。

株価が下がっているから買う。

有名な企業だから買う。

みんなが買っているから買う。

そんな投資ではなく、

「この会社はこれから利益を伸ばせるのか?」

「資本を効率よく使えているのか?」

「今の株価は、その成長性に対して割高なのか、割安なのか?」

という視点を持って、少しずつ企業分析の力を身につけていきたいと思っています。

NASDAQ100、TOPIX、JPXプライム150を積み立てながら、個別株では自分自身の分析力を磨く。

これもまた、40歳から65歳までの25年間で資産1億円を目指すための大切な挑戦です。

これから実際の企業を分析しながら、どんな銘柄が自分の投資方針に合うのか、少しずつ見つけていきたいと思います。

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